ウクレレの起源と言われるマデイラ島のブラギーニャ(マシェテ・デ・ブラガ)は、ポルトガル本土のブラガ県からやってきた楽器だということで、ブラギーニャと呼ばれているというのが通説なのですが、マデイラ島の祭りとブラガの祭りの動画を見てたら、なんか演奏してる曲がすごく似てない? と思ったのです。ちょっと聞き比べてみてください。同じでないとしてもかなり似ていて、やはりマデイラ島の音楽文化とブラガの音楽文化は非常に密接なつながりがありそうです。それはつまりウクレレとポルトガルのブラガもとても近いということです。ブラガというところは、ほかにもヴィオラ・ブラゲサとか独特のギター(一番下の写真)をたくさん作っていたり、カヴァキーニョ製作の中心のひとつでもあったり、ギター型楽器を追いかけるときに頻繁に登場する面白いところなのです。世界の音楽の展開にとても大きな役割を果たしたセンター的な地域だと思います。
マデイラ島↓
ブラガ↓
ヴィオラブラゲサ↑