一十舎のウクレレの特徴

一十舎のプロフィール

福岡の弦楽器工房 一十舎(ittosya) です。ウスレレ(古楽器スタイルウクレレ)とルネサンスギター(16世紀頃のギター)を製作しています。

ゆっくり楽しく製作するをモットーに月産二本弱のスピードで製作しています。福岡県の宗像市に工房を構えています。桜の森が目の前に広がる緑いっぱいの工房です。

一十舎の歴史はこんな順番です。☟

・一十舎主人は、子供のとき、とにかく飛行機のプラモデル作りが好きで、もの作りをしていると幸福のど真ん中でした。

・ものつくりと関係ない勤め人になりましたが、勤めのかたわら、オカリナを作ったり、小説を書いたり、童話を書いたり、風景写真に凝ったりと、いつも何かを創作していました。

・ある日ある時、ハワイから10歳のユダヤ系男子、Kevan君がホームステイに来ました。ウクレレ一本がお土産で、私とウクレレのはじめての出会いでした。KALAの合板ウクレレは、素朴で安らぎのあるウクレレの音の魅力を教えてくれました。まだ自分がウクレレを作るようになるとは夢にも思っていませんでした。

・ある日、手作業の木工を教える先生に出会いました。かんな、のみ、のこぎりなど、木工の基本をたくさん習いました。家具作りを習い始めました。ウクレレを作るようになるとはまだ夢にも思っていませんでした。

・その次に機械木工を教える別の先生に出会いました。あらゆる種類の木工機械の操作に触れる貴重な機会に恵まれました。ウクレレを作るようになるとはまだ夢にも思っていませんでした。

・ウクレレ作りを教える先生に出会いました。ウクレレ作りを一から全部教わりました。木工の基礎全般を学んだタイミングだったので、吸い取り紙のようにウモクレレ作りを吸収しました。ついに細々とウクレレ作りをはじめました。

・古楽器ギターの形を私に勧めてくれた友人がいて、私はその形に魅了されました。以後、古楽器スタイルの形がいつも頭の中にあるようになり、古楽器風のウクレレを作りたいと思うようになりました。

・ウクレレのサイド材を切りだしていたとき、間違って小さく切ってしまいました。一瞬天を仰いだものの、このまま作ってしまえという心がわいてきて、ボディの薄いウスレレを作ることにしました。できたウスレレの音は、「あー、この音だー」、という衝撃でした。自分が求めていた音はボディを薄くする方向にあったのでした。それまでボディを大型化する方向で音を探していたので、正反対にあるとは予想外でした。その後、ウスレレ作りに集中していくことになりました。

・友人が福津市にある倉庫を工房の場所として貸してあげるとさかんに勧めてくれて、令和元年5月1日、ウスレレ工房一十舎が始まることになりました。

・古楽器のギターの写真を見ているとき、ボディがかなり薄いことに気が付き、調べてみると、古楽器ギターと一十舎で作るウスレレと、縦横高さ比率が非常に似ていることを発見しました。私がウクレレに求める音と古楽器ギターの音には共通性があるようだということも次第にわかってきました。音の立ち上がりの良さと、素朴さと、音の深みと明るさのバランスが似ていました。一十舎の作るウスレレは、だんだん古楽器スタイルの体裁に集中していきました。

・令和2年、宗像市に独自工房を取得し、移転しました。工房としての物的基盤が整いました。

・工房移転と前後して、古楽器奏者の岩田耕作さんとの交流が始まり、ルネサンスギターという4コースの複弦古楽器ギターが、ウクレレと全く同じ調弦であり、ウクレレの元祖はルネサンスギターであろうということを教えてもらいました。岩田さんからルネサンスギターの製作を勧められ、一緒にルネサンスギターの開発を始めました。

・令和3年、ルネサンスギターの1号機が完成。一十舎で製作するものは、古楽器スタイルウクレレ(ウスレレ)とルネサンスギターの二本立てとなりました。

とまあ、こんな感じの歴史です。

いろんな出会いが重なって、それらに導かれて、順繰りに扉が開いて、ここまで来たようです。私の意志とはあまり関係なく、全部の出会いに押し出されて、自然にウクレレ作りとルネサンスギター作りに流れ着いてきました。

流れるままに変遷してきたので、今後もいろいろ変遷していくかもしれません。

とりあえず今は、ルネサンスギターを100本くらい作って福岡の街に置いたら、それはどんな化学変化を世の中に起こすだろう、何か新しい音楽文化が生まれないだろうか、というような気分でいます。それから、世の中にいる何万人もいるウクレレ愛好家は、そのまますぐに同じ調弦のルネサンスギターを弾けるわけですから、ウクレレ好きにルネサンスギターを紹介したら、とても大きな広がりが生まれるのではないかという感覚もあります。古楽器のプロとつながりながら、ウクレレ好きともつながりながら、新しい音楽世界が開がると楽しいなあというわくわく感を感じつつ、今日も工房に出かけています。

一十舎 Instagram

一十舎 Twitter

RELATED POST