ツクレレ “作れれ”

アクイラ 古楽器用のニューナイルガット弦 古楽器の音感覚

昨日は写真の屋久杉ウクレレにアクイラのニューナイルガット弦を張って、古楽器奏者の岩田耕作さんのお宅を訪問してきました。アクイラ社からはウクレレ用のナイルガット弦がよく売られていますが、ここに張ってあるのは古楽器用のニューナイルガット弦で、日本ではまだ売られていないようです。岩田さんがアメリカの代理店から輸入したものを一部わけていただいて張ってみたのです。

古楽器用のニューナイルガット弦を一十舎のウクレレに張ったらどんな音になるかを確認するというのが今回の訪問の第一目的でした。岩田さんが他社のウクレレにこれを張ってみたときは違和感があったので、一十舎の古楽器スタイルウクレレで試してみようということになったのです。

結果としては、一十舎の古楽器スタイルウクレレにニューナイルガット弦を張ると、音的にも触感としても違和感がないという感想をいただきました。近くにいた古楽器歴数十年の生徒さんも弾いてみて、古楽器的な感覚として違和感がないことを確認していただきました。そしてまた、小さなボディからとてもよく音が出るという感想も重ねていただきました。

古楽器的な音作りと、現代ウクレレ的な音作りでは、かなりちがう音感覚があると思います。ウクレレを作るときには、どちらの音感覚でいくのかはっきり意識しながら作る必要があるということも感じました。屋久杉という素材や、一十舎の古楽器スタイルのウクレレが、古楽器的な音作りの素質をもっているということもわかりましたが、まだ古楽器の音としては中途半端だと思うので、このウクレレには今後フロロカーボン弦に戻して販売しようと思っています。このウクレレは、そちらの方がよい響きだと思います。

現代的な音感覚と古楽器的な音感覚と、美しさの質のちがいに様々思いをはせることができた貴重な一日でした。