上の写真はサドルをやすりでゴリゴリ削っているところです。
白い粉は、サドルを削って出た牛骨の粉です。
上の方にある紙は、サドル削りの計画書です。弦高調整とオクターブ調整を合わせて、各弦ところをどのくらいどっち方向に削ったらいいか計画を立てるのです。
サドルの材料は牛の骨。その牛骨に計画書に従ってガイドラインを書き入れて、ひたすらやすりでごりごりごりとやるわけです。
「どこの馬の骨かもわからないやつに削られる牛の骨の気持ちを少しでも考えたことがあるか」
という意見もあるかもしれませんが、牛の骨を削る馬の骨の心には牛の骨のきもちなどは少しもよぎらず、「この白い粉をなめたらどんな味だろう」などということが時々去来するくらいです。
ではよい休日を。(*^-^*)