あれこれいろいろ

ウクレレの祖先 プラギーニャ? マシェーテ? ルネサンスギター?

ウクレレの祖先については、ポルトガル領マデイラ島からポルトガル船に乗ってやってきたプラギーニャという四弦楽器がハワイでウクレレになったとこのブログで度々書いてきました。

また最近はネルサンスギターがウクレレの祖先らしいということも私は書いています。

さらに調べると、マシェーテという四弦楽器がハワイに来てウクレレになったという説明もあるようです。

「どれやねん!」 というツッコミが明らかに聞こえて来そうなので説明を試みたいと思います。

答えを言いますと、ウクレレの直接の祖先はプラギーニャで、プラギーニャはマシェーテの一部で、これらの祖先はルネサンスギターにまでさかのぼる、ということなのです。

プラギーニャは、ポルトガル領マデイラ島で発達した楽器で、そのような地域楽器的な呼び方がプラギーニャのようです。ポルトガルのブラガという地方で最初に生まれたことから、プラギーニャと言うようになったようです。

地域楽器プラギーニャは、地域を超えた広い呼び名としてはマシェーテという楽器に属するようで、マシェーテ・デ・ブラガ(ブラガのマシェーテ)=プラギーニャ、ということのようです。

1800年代に、このプラギーニャ、すなわちマシェーテ・デ・ブラガが、ハワイに渡ってきてウクレレの直接の生みの親になったわけですが、ルネサンスギターが生まれたのは1400年代後半から1500年代前半くらいの話で、はるかに時代をさかのぼる大ご先祖様の話なのです。先祖代々の絵を左から順に壁に掛けていったときに、一番左端にある古い絵がルネサンスギターで、一番右端にあるのがウクレレで、右から二つ目にあるのがプラギーニャ(マシェーテ・デ・ブラガ)なのです。

実はルネサンスギターは、現代ギターの祖先でもあります。ルネサンスギターから別の枝を伸ばしていくと、バロックギターになり、19世紀ギターになり、今のクラシックギターになり、さらにはフォークギターやエレキギターへの枝分かれも出てきます。この現代ギターにつながる流れは、かなり大きく変化して進化を遂げていく流れと言ってよさそうです。

ルネサンスギターからウクレレにつながる流れは、比較的変化は小さく、ルネサンスギターの特徴を濃厚に残したまま今につながる流れと言っていいかもしれません。その証拠に、ウクレレが弾ける人は、ルネサンスギターが即座に弾けるのです。ルネサンスギターは大きさもかなり小さく、弦が4コースで、その調弦がウクレレと同じなのです。

とまあ、こんな感じです。ものごとが時代の中で変化していく様子は、様々なことが様々に入り組んで進み、言葉はその一部を切り出すだけなので、あまり単純化して語ってしまうのも危険なことだと思うのですが、ざっくり説明するとこんな感じらしいということでご理解ください。