この前、ひょうたん形のボディは、くびれを境に大きさのちがうふたつの共鳴胴を作ることによって、複数の周波数に共振できる構造になっているんじゃないかと書きました。
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ウクレレはどうしてひょうたんの形なんだろう2前にもひょうたん疑問について書きましたね。女性の体に似てて美しいからだとか、いろんな理由が言われているけど、もっと音響的な理由があるはず...
で、マンドリンってどうなんだろうと思いまして、冒頭の写真のようにマンドリンはイチジクの形です。くびれがないので、共鳴胴はふたつにわかれてませんね。
マンドリンは単音楽器なんですね。ひとつの弦だけを弾く奏法が基本のようです。トレモロ奏法で、ひとつの弦を高速でタララララ~って何回も弾くのを見たことがあると思いますが、あの奏法だと、ひとつの音が連続して鳴っているだけなので、その音の周波数に共振するには共鳴胴はひとつでいいんだろうと思うんです。
琵琶も三味線も共鳴胴はひとつですが、やはりどちらも単音楽器です。
これに対してギターやウクレレは複数の弦を弾きながら和音が奏でる奏法が多いですね。だから、複数の周波数に同時に共振する構造が必要になるんだろうと思うんです。
奏法と胴体の形が連動して、いちじくになったり、ひょうたんになったりしてるんじゃないかなというお話でした。(^^)/
今思いついたんですが、バナナ形のウクレレってどうでしょう? 細長い胴体に意味ありますかね。案外すごくおもしろい音がしますかね。あ、ハープってある意味バナナ型なのかな。人が抱いてる部分は細長い共鳴胴になってるように見えますが、中はつながってるんでしょうか。(^^♪