この写真は、今調整中の最新作のヘッド(先っぽ)部分なんですが、何かがないですね。
そう、ヘッドマークがありません。
今、ウクレレやブラギーニャの古楽器を研究しているのですが、古楽器にはヘッドマークがないんです。昔の職人さんたちは、「私が作りました」「わが工房が作りました」ということを主張する気がないんですね。その楽器が気に入るかどうかだけがすべて、みたいな世界ですね。
そこで、今回、ヘッドマークなしで作ってみました。
しるしはないけど良いものです、という気持ちをこめて、「無印良品」と名付けるというアイデアが湧いたんですか、どこかで聞いたことがあるような気もするので、やめときましょう。(#^^#)