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ブリッジ(サドル)の移動で何セントくらい変わるか実験した

黒檀細棒つっこみ実験も三つ目ですね。(^_-)-☆

黒檀さまさまです。黒檀様というと、なんか大黒様みたいで、なお一層ありがたい感じがします。ありがたや、ありがたや(#^.^#)

前回はナットの移動で何セントくらいピッチが変わるかの実験でした。結果は、1㎜あたり約5セントでした。ソプラノウクレレでの実験です。0フレットから12フレットまでの長さが175㎜というスケールのもので実験しています。

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今回は、ブリッジ側の移動でどのくらいピッチが変わるかの実験です。冒頭の写真のように、サドルの手前に黒檀の棒を差し込みます。すると、弦が接している位置を、サドルのてっぺんから黒檀棒の方へと移動させることができます。移動幅を測ると6㎜になっていました。

ブリッジ側の移動によるオクターブピッチの補正は、弦を押さえている状態を基準にしてピッチを補正しようというものでした。だから今回の実験では、12フレットを押さえた状態で、黒檀棒を挟んだときの音と挟まないときの音を比較します。

すると結果は、黒檀棒を挟んだときの方が、挟まないときに比べて、約60セントフラットになっていました。移動幅6㎜で60セントですから、1㎜あたり10セントピッチがかわったということです。

ナットの方での移動実験では1㎜あたり5セントだったのに、ブリッジの方では1㎜あたり10セントと、倍の数値になっているのはなぜかというと、今回の実験は12フレットを押さえているために、総弦長がちょうど2分の1になっているからです。総弦長が2分の1になったので、それに反比例して、補正幅は2倍になったのです。

というわけで、ブリッジ(サドル)の位置を前後させると、1㎜あたり約10セントの補正効果があることがわかりました。

12フレットを押さえたときに30セントシャープしたとこの前の実験で書きましたが、ということは、ブリッジ(サドル)を3㎜下げるとオクターブ調整ができるということになります。

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私はウクレレ作りの師匠から、ブリッジは、ナットから12フレットまでの距離の2倍のところより2.5~3㎜ほどテール側に移動して設置すると教わったのですが、ちゃんと教わったとおりの実験結果になったのでよかったです。(^^)/