昨日紹介した黒檀の細棒を使って次なる実験です。(^^♪
黒檀棒を今回は横に寝かしまして、ナット(0フレット)のとこに写真のように挟み込みます。こうすると、この棒の幅は4㎜ですので、ナットの位置をテール側に4ミリずらすことが簡単にできますね。
で、まず何も挟まない解放弦の音をチューナーで測っておいて、次に黒檀棒を挟んだ状態での解放弦の音をチューナーで測って比較します。
結果は、黒檀棒を挟んだほうの音が何も挟まないほうの音に比べて約20セント強シャープしていました。4㎜の移動で20セント強シャープということは、1㎜あたり5セントから6セント(20強÷4)ですね。
ナットを1㎜テール側に移動させると約5セントから6セントだけオクターブチューニングができるらしいということになりますね。
昨日の実験では、12フレットを押さえたときに約30セント分シャープしていましたから、これをナット移動で全部調整しようとすると6㎜(30÷5)移動が必要ということですね。
しかし、ナットを6㎜も移動させたら、ソプラノウクレレではナットから1フレットまでの幅が狭くなりすぎて演奏できなくなります。だから、ナットの移動だけでオクターブチューニングしようとするのは無理があるかなと思います。
明日は、また次の実験(^^♪