あれこれいろいろ

ポリネシアンダンスの島比較 

昨日の続きで若干細かい話しですが…

昨日載せた篠遠氏によるポリネシア移動の図がこちら。

この図では、サモア、トンガなどの西ポリネシアから始まった人の移動が、マルケサス諸島に到達したのが紀元300年頃で、ここをセンターにして、イースター島には400年頃、ハワイには500年頃、タヒチ(ソサエティ諸島)には600年頃、ニュージーランドには800年頃に最初の移住が起こったということなのですが、最近になってウイリアムハーストという人が炭素同位測定再評価で年代の修正が行い、ソサエティ諸島に700年頃に到達して、そこを中心に拡散が起こり、ハワイに900年ころ、マルケサス諸島に900~1000年頃、イースター島に1200年頃、ニュージーランドに1250年頃に人が到達した、というふうに修正する説が出ているそうです(冒頭の地図)。

まあいずれにしても、太平洋の島々に人が住み始めるのって、案外古くないんだなという印象はあります。

ともかく私の関心は海を渡る音楽(楽器、リズム、メロディ、歌、ダンス、衣装など)なので、とりあえず移動の始まりのサモアとトンガの踊りを見てみると、こんなふうです。まずはサモア↓

次はトンガ↓

サモアやトンガの次に、拡散の中心になったのが、篠遠氏の説によればマルケサス諸島、ウイリアムハースト氏の説によるとソサエティ諸島ということなのでしょうか。どちらにしてもポリネシアの巨大三角形の真ん中付近です。

ソサエティ諸島(タヒチ)のダンス↓

マルケサス諸島のダンス↓

とまあ、今日はこのくらいにいて、続きはまた次回に。

RELATED POST