あれこれいろいろ

琵琶と駱駝とシルクロード

駱駝の上で楽器を奏でる様子は、唐三彩にも登場します。

漢代以降、中国と西域諸国との往来が始まり、果てしなく続くシルクロードを往き来するラクダのキャラバンは、交易の象徴となりました。ゆらゆらと揺れる駱駝の背中でできることとはあまり多くはありません。できるのは、おしゃべりか、音楽か、妄想。

妄想ばかりしていてもロクなことは考えません。おしゃべりの種もやがて尽きます。結局、残るのは音楽。ということで、楽器は旅の必需品であったかもしれません。

こうして諸国の楽器と音楽と歌が、交易品のシルクとともに、各地に伝播していくことになったのでしょうか。

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