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周波数ごとの聞こえ方 年齢による音の聞こえ方のちがい

上の図は楽器と周波数の関係図。左端が超低音の20Hz(ヘルツ)、右端が40K(=40000Hz・超高音)です。人の可聴周波数は、超低音の20Hzから超高音の20000Hz(20kHz)までと言われています。

周波数ごとの聞こえ方をざっくり整理すると大体こんなふうです。

低域(100 hz 周辺)…うなり、エネルギー感(超低域)、重み・迫力(低域)

中域(1000Hz周辺)…厚み・量感・アタック・臨場感

高域(10000Hz周辺)…明るさ・艶・プレゼンス(広域)、きらびやかさ、広がり、ハイファイ感(超高域)。

図はこちら。

これらの低域から高域までの音が混ざって音楽を楽しんでいるわけですが、実は人は年齢が進むと、高域の方から聞きにくくなっていきます(老人性難聴)。若者と老人では同じ音楽を聴いていても、多分異なる聞こえ方をしているのです。

この図によると、60代以降から、高域がかなりはっきりと落ちてきますね。周波数ごとの聞こえ方をあてはめると、音のアタック感、明るさ、艶、プレゼンス、きらびやかさ、ハイファイ感などが落ちてくるわけです。

老人は若い時代を思い返す時、キラキラと明るいイメージで振り返ったりすることがあると思うのですが、それは必ずしも思い込みではなく、実際に若いころはキラキラした明るい音世界が広がっていたわけです。

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