あれこれいろいろ

コーヒーの生豆とウクレレ

最近、コーヒーの生豆を自分でフライパンで炒って飲んでいます。これがおいしいんです。コーヒーは苦みが持ち味と今まで思っていたのが、甘味が表に出てきて、苦味が甘味の後ろに回ったような感じです。今までコーヒーの味と思っていたものは、苦味が表に出すぎていたんだと改めて認識しました。

インスタントコーヒーと粉末で買ってきた本物コーヒーとでは全く味が違いますが、粉末で買ってきたコーヒーと生豆を自分で炒って粉末にして淹れたコーヒーとでは、これまた全然味が違います。自分で炒ったものは、甘味がふわあっと広がって、後味がとてもいいんです。

ここでウクレレの話になりますが、ウクレレを、1万円未満で売っている激安ウクレレと、その上の価格帯の量産中級ウクレレと、一本ずつ手作りの職人ウクレレの三種に分類してみると、これらはそれぞれ、インスタントコーヒー、本物の粉で買ってきたコーヒー、生豆から焙煎して淹れたコーヒーの三つの関係にどこか似てるなあと思うわけです。

コーヒーにしてもウクレレにしても、この最後の手作りバージョンのものは、独特の甘さ、作り方でいかようにも変化する豊かな個性、延髄にじわっと響くような心地よい後味があって、一度体験すると元に戻れないようなところがあると思うんです。

自分で生豆を炒るコーヒーの味わいを知ってしまった今では、普通の市販コーヒーを飲む気がまったくおきなくて、今朝、生豆をネットで新たに注文しました。ついでに、さらに延髄をじわっとさせたくて、コーヒーポット(注ぎ口が細長いやつ)も一緒に注文してしまいました。(‘Д’)