昨日はオクターブチューニングの話でしたが、音のずれ具合を示す単位があるというのが今日のお話です。冒頭の写真のようにチューナーという測定器具で測ります。その音のずれの単位は、
セント
英語で書くとcent
初めて聞く方も多いと思います。普段の生活の中ではまず出てこない単位です。お金の単位のセントとなぜかつづりも同じです。
音の単位のセントは、Ⅰオクターブを1200に分割します。
1オクターブ分が1200セント。
1オクターブは12個の半音でできていますから、半音が100セント。つまり、1フレットごとに100セントずれるということですね。
チューナーではこんなふうに、針の動きや数字で表示されます。
この写真のチューナーの表示では、右下にAの文字がありますから、ドレミファソラシド(CDEFGABC)の中のA、つまりラの音からのずれ具合を表示していて、ラの音から5セント低いということを示しているわけです。数字でー05とデジタル表示もあるし、針でも中心からひと目盛の約半分左寄りという形でアナログ表示もあります。チューナーによってどんな表示をするかはいろいろです。大まかに音が合っているかどうかだけを示すだけで、あまり精密にセントを教えてくれないチューナーもあります。
この5セント低いというのは、どのくらい低いのでしょうか。半音が100セントでしたから、1音は200セントということになります。すると、5セントはその1/40ですから、正確なラの音より1/40音低いですよと教えてくれているわけです。
1/40音低いくらいだと、そのまま気にならないで演奏できてしまうかもしれません。しかし25セントもずれると、1/8音ずれてしまうので、かなり気持ちわるいと思います。
チューナーにもいろいろあるんですが、とりあえずヤマハとKORGのものをあげておきます。
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