ウスレレ

ブラギーニャの弦長

ウクレレの元になったポルトガル領マデイラ島のブラギーニャは、調弦はウクレレと異なりDGBDとするのがスタンダードで、ウクレレのGCEAよりかなり高音域だったのですが、そうすると弦長はウクレレよりかなり小さくしないといけないんじゃないかという疑問がわきます。

そこでブラギーニャの弦長を調べてみますと、約250mm(レキンタ・マチェット)から345mm(19世紀半ば以降の他の楽器)までの幅があったようです。

最大の方の345mmは、現在のソプラノウクレレの350mm前後と同じですので、このあたりのサイズ感が、DGBDとGCEAと、両方の調弦の限界付近の大きさになるのでしょう。

ちなみにブラギーニャの弾き方は、一般的には右手の親指で弾き、時にはアルペジオの和音のために右手の指の爪で弾いたようです。

ちなみに上の写真は、Tony Kuコレクションのブラギーニャ

 

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