ふたつの木を並べて写真をとりました。
左の白っぽいのがケヤキです。
そして、右の黒っぽいのは、ケヤキです。
ん? 言い間違い? と思ったあなた。
いいえ、言い間違いではありません。(#^^#)
実は、右の黒っぽいのは、けやきはけやきでも神代けやき(ジンダイケヤキ)と言うものでして、約2600年間土中に埋まっていたケヤキなのです。2600年前に鳥海山が噴火して、灰の中に埋もれて空気と遮断されたために、腐ることなく保存されたのです。
木が神代〇〇と呼ばれるようになるには、土中で腐ることなく数百年から千年以上の歳月を経ることが必要と言われるのですが、これは2600年ですから、かなりの古さですね。
土中に埋まっている間に、土の成分と反応するなどして、こんな灰褐色になるのですね。匂いも独特の強い匂いです。木質のまま保存されて化石化するわけではないので、ちゃんと木工材料として使えます。この色味に惹かれる人は多いようです。このような古木にはパワーがあると言う人もいます。大量に出回るものでもないので、貴重ですね。
この神代けやきでウスレレを作ろうと思うんです。どんな雰囲気のものになるか楽しみです。(*^^)v
2600年前に生えていた木…
2600年間も土中で忘れられていた木…
それがある日掘り出されるだけでもすごいことですが、それが楽器になる日が来るなんて、やはりロマンがありますね。それがだれかの手の中で音を奏でるのは、なんて不思議なことでしょう。(*^^*)