ウクレレを始めたばかりの友人に、初めてウクレレを弾く人のための初心者教本というのを見せてもらったんです。
ちょこちょこっと弾いてみてびっくり。
む、むずかしい…。(@_@。
練習曲が十曲くらいのってるんですが、CFGの3つのコードで弾けるような簡単なのは最初のひとつだけで、2曲目からはバレーコードが出てくるし、3曲目あたりではいきなり10フレットあたりに指が飛ぶし、リズムもどんどん新しいのが出てきて、アルペジオもあればソロ弾きもどんどん入る。
わーお( ゚Д゚)
移調すれば簡単なコード編成にできる曲も、わざとバレーコードが入るように難しくしてあるみたいでした。
本の編者は、薄い一冊にいろんな技術をたくさん詰め込みたかったんでしょうね。いろんなコードも教えたかったし、基礎技術をたくさん教えたかったんだと思います。
その情熱はすごく伝わったんですが、結果として、むずかしい…。
これをマスターするには、努力がいりそうでした。正直、途中で挫折したままウクレレから離れてしまう人もいるかもしれません。
話はちょっと変わりますが、北海道にいたころ、北海道育ちの友人はみんなスキーができました。でも、「スキーはきらい」とか、「きらいではないけど、わざわざスキー場に行こうとまでは思わない」みたいな人が結構いて、大人になってからは一回もスキーをしていないという人がたくさんいました。聞いてみると、小中学校のスキーの授業がいい思い出ではないようなんです。寒い行列、先生の注意、リフトを使わない登山など、大変だった記憶が勝ってしまった人がわりといるようなんです。
その教育の中からすごい選手も輩出されてくるわけで、一概に否定はできないのですが、功罪あい半ばという感じです。
私は、ウクレレは簡単さから入ることを推奨しています。
実際簡単です。その簡単さの楽しさを重ねていくと、いつの間にか深いところに入っていきます。簡単に自由に努力の感覚もなしに広がれるのがウクレレの魅力です。頑張りたくなったらいつでも頑張りに応えられる十分な奥行きもあるのでそこもオッケー。( *´艸`)
なまけものでも、根性なしでも、ひきょう者でも、情けない奴でも、大悪人でも、小悪魔でも、偉い人でも、だれでも入れる…そんな間口の広さと大きさがウクレレの最高の魅力です。
その大容量ウェルカム度を最大に発揮できるような超簡単初心者本を今度探してみたいと思いました。(^^)/