ビウエラを開発することに春頃から半年以上の期間集中していて、その間ウクレレを一本も作っていませんでした。ようやくビウエラ開発も一段落したところで、久しぶりにウクレレを作ったら、ビウエラの風はウクレレにもたっぷり吹き込み、ビウエラ風デザインのウクレレが誕生。
こんなの出来ました~と報告しつつ岩田さんに預けてきたら、岩田さんはさっそく試奏して動画にして下さり、折しも中山美穂さんが亡くなったというニュースが流れたので、中山美穂さんの曲が二曲とルネサンスギター用の古楽が一曲という三本立てとなりました。順にどうぞ。
かなりインパクトのあるデザインの楽器だなあと自分でも思います。表をヒメコマツ、横と裏をカヤという純日本的素材で製作したら、明るい爽やかな響きに出来上がり、中山美穂さんの歌声が残してくれたイメージとも重なるようです。純日本の素材と16世紀スペインのビウエラとハワイのウクレレと昭和平成アイドル歌謡の融合です。
今週末15日、天神にある福岡県立美術館の一階喫茶室において、岩田先生夫妻と生徒たちによる、恒例の無料コンサートが開催されます。その中では、開発したビウエラと、このビウエラ風ウクレレも登場します。美術館ではただいま山下清展も開催されておりますので、喫茶室で飲み物を楽しみながら、視覚聴覚味覚三種融合の豊かな休日を過ごすというプランはいかがでしょうか。
「ウクレレとその先祖たち 海を渡った音楽」
2024年12月15日(日)15時(16時終了予定)
県立美術館喫茶室
福岡市中央区天神5-2-1
福岡県立美術館1F 入場無料