ついさっき、ウスレレの試作品最新作ができました。
写真の右側の白い方がそれ。
左側は、前回作った試作品。
ひょうたん型のボディの形が微妙に違うのわかりますかねー。
左の茶色い方は、マホガニーですが、上のふくらみが大きいですね。指板はメープルです。
右の白い方は、スプルース材ですが、下のふくらみが大きくてふくよかですね。指板は黒檀です。
ほかにも細かい違いはあちこちあります。0フレットのワイヤーがちがうとか、ブリッジの貼り付けに工夫があるとか、まあいろいろ。
今回の作品は、結構よく響きます。安定した感じの音が出ています。弦を張ったばかりなので、これから弦が安定してみないとわかりませんが、いい感じです。静かな安定した音ですが、よく響いて、しかも甘いテイストがあるようです。これは多分、トップ材のちがいの影響が大きいのでしょう。
これからさらにしばらく弾き続けていくと、ウクレレ全体がひとつになじんでいって、音が変わっていきます。最終的にどう感じるかは、しばらく待たないとわかりません。でも、結構いい感じです。(^.^)
色違いでふたつ並べると兄弟みたいですね。
どっちも好きです。明らかにちがうテイストになっていますが、どちらも気持ちのいい響きに仕上がっています。新作の方が、音の反響の度合いが高めですね。それも甘いテイストの要因のひとつかもしれません。各弦の原音もあいまいにはなっていません。前作の方がクリアな感じはあります。
なぜか、今回の試作品は、和風のテイストが薫ります。
今回はチューニングもよろしいようで。
1フレットを押さえたときの音と、12フレットを押さえたときの音は、ちょうど1オクターブ違うのですが、これがびったり1オクターブ分の幅になるように作るのって、結構難しいんです。オクターブピッチとかオクターブチューニングとか言うんですが、今回なかなか優秀なようです。
さらに次の改善点もいくつか見えました。
試作としては大体はなまる気分ですね。(^^)/ 💮