作レレ

弦の素材 ガット、絹、ナイロン、フロロカーボン、スチール

昨晩、テレビを見ていましたら、三味線の弦を作る工程が出てきました。複数の絹糸をおもりで吊るし、そのおもりをくるくる回してやることで、糸が均等によりあわされていきます。琴の弦にも絹糸が使われますが、日本の伝統的な弦素材は基本絹糸のようです。

バイオリンやリュートなど西洋の弦楽器はガット弦です。羊や牛の腸を割いてより合わせています。西洋古楽器の音色はガット弦の音色です。

モンゴルの馬頭琴は馬の毛ですね。

土地にある素材でその土地の楽器が生まれその土地の音が培われていくのは興味深いです。

現代楽器の素材は土地との結びつきが薄くなり、ナイロン、フロロカーボン、スチールが様々な楽器に使われるようになりました。現代楽器の音色はこれらの現在素材の音で、ウクレレもその例にもれません。

昨日のテレビに話を戻しますと、テレビを見ながら私が思ったのは、ウクレレに絹糸の弦を張ったらどんな音がするのだろうということなんです。非常に興味があります。ウクレレにガット弦を張ったら、先日からたびたび話しておりますルネサンスギターのような音色になるのだろうと推測できますが、絹糸を張ったらどんな音になるのかちょっと想像ができません。そもそも、絹糸の太さなどの関係で、ウクレレに張れるものかどうかもちょっとよくわかりません。

いずれ機会があったら挑戦してみるのもおもしろいですね。(^^)