作レレ

水の力を利用してウクレレを作る

昨日の記事で、ウクレレのバックにする予定の板に水を塗ったら、数分で板が湾曲して反ってしまったと書きました。冒頭の写真くらい反ってしまうんです。

ウクレレが湿気を嫌うと自分でいいながら、わざと水を塗るなんて…と思ったかもしれませんが、ちがうんです。

板が湾曲した機会を逃さず、こうしたんです。ぺたっと。

さらにすかさず、こうしたんです。ぺたぺたっと。

湾曲に添うように削った木を三本、ぽんぽんぽんとタイトボンドで張り付けて、湾曲状態を固定しました。

貼り付けた棒をブレースとか力木と言います。言ってみれば、ウクレレの骨ですね。ブレースは鉋で削って作りました。

バックが水の力で湾曲したのをとらえて、一気にアーチバックの形に仕上げたわけですね。

水を塗ったりしないで、ブレースに力で板を押し付けるようにするのでもアーチバックの形は作れるんですが、でも、水を塗ったら自然にこの角度に湾曲したということは、その板にとってはそれが一番自然な湾曲の仕方なんじゃないかと思うんですね。力で押さえるより、作業も楽ですしね。そんなわけで、水を使ってアーチバックの形を作ることにしています。

アーチバックの記事はこちらです。

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水というのは、上手に使うと、木工のあちこちの場面で役に立ってくれます。

水で修理したこちらの記事もそうですね。(^.^)

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お水様に感謝です(^^)/