写真は、ウクレレつくりに使っているものさしいろいろ。(*^-^*)
木工用語でいうと、直尺(ちょくじゃく)、曲尺(かねじゃく)、スコヤの三種。
ものさしで長さをはかる作業は、意外に難しいんです。
念を入れて合計3回測って再々確認までしてるのに、それでも間違えてしまうことがたびたびあります。念には念を入れて、念念念と3回も確認することにしてるのに!
たとえば、板の端から115.3ミリで線を引くつもりが、105.3ミリに線を引いてしまったりします。コンマ1ミリの端数に気をつかっているのに、その100倍レベルの10ミリのずれに気付かないわけです。
脳みそというのは、小さなずれには気づくけど、大きなずれにはかえって気づきにくいのでしょうか。
たくさんの細かな目盛りに幻惑されて、脳みそが混線するのでしょうか。
1回間違えて測ると、脳内に回路ができて、以後その回路をトレースし続けるので、何度確認しても同じところで同じ罠にはまってるような気もします。
2回目までに測った結果の正しさを確認したい意識が働いて、3回目には間違った解釈に自分から飛び込んでるようにさえ思えます。
つまり…
私の脳みそは結構バカっぽい。(=゚ω゚)ノ
でもですね、人の脳みそは、だれでも似たようなところがありますよね。
「いや、自分はそんなことはない!」とおっしゃるかもしれませんが、胸に手を当ててよーく考えてみると、心当たりなことが一つや二つ、三つや四つ、もしかしてもっと…見つかるかもしれませんよ。(-_-;)
というわけで、みんなそんなもんかなと思うと、案外気楽でもあります。
私が最初にウスレレを作ったのも、三回測った末に間違って切ってしまったときでした。そうしてできた半端な板を有効利用しようとしてウスレレを思いついたんでした。その時に使用したネック材も、角度を間違って測って切ってしまって、捨てようかと思っていた材を引っ張り出してきて使ったのでした。
間違いから生まれた半端材を寄せ集めたウスレレが、私のウクレレ作りの大きな転機になっているんだから、不思議なもんです。(=゚ω゚)ノ
してみると、これほど明らかな測り間違いも間違いではなかったのかもしれません…。
結果オーライでおめでたい話になることもあるようです。
みなさんにもおめでたいことが起きますように。!(^^)!
では(^^)/