ここは友人の家の倉庫です。昔は大工さんが作業場として使っていたらしく、奥の方には道具置きの作り付けの棚もあります。
ここを借りて、ウクレレ工房に改装する予定です。完成したら細かな作業は自宅の工房で行い、音や粉じんが出る機械作業などはこちらの倉庫でやりたいと思っています。今まで置き場がなくて買えなかった機械類を今後買うことができます。
電気はもう開通しました。知人の建築士さんと共同使用する予定です。その建築士さんは作業場兼資材置き場として使用するようです。またその建築士さんは、地域の古民家再生などにも携わっているので、この倉庫がそういうワークショップの場所になったりする可能性もあります。幅も奥行きも十分な広さがあるので、いろんな可能性があるんです。
今後、開口部の左右に半透明のポリカの壁を作り、中央にカーテンスライド式の戸を設けて、施錠できるようにする予定です。先日、その第一回目改装作業をその建築士さんと行い、この写真のブロックを設置しました。鉄筋を立て、コンクリートをこねて、ブロック同士が曲がらないように、上面が水平に並ぶように、一定の高さを維持するようにと確認しながらコンクリートを敷いてブロックを並べていくのは、意外と難しい作業でした。
「これ、結構難しいじゃないですか」
と私が言うと、その建築士さんは、
「職人の仕事はなんでも簡単なことはないですよ」
とニコニコしながらおっしゃいました。
今後4回くらいの作業で、工房の外観を完成させる予定です。設計も現場仕事も両方できる建築士さんと一緒に作業するので、鬼に金棒です。
鬼に金棒と言っても、その建築士さんは、鬼より仏様に近い感じの人です。こういう人と一緒に工房を作れてラッキーです。おかげ様で、あれよあれよと工房ができていきます。
この倉庫を貸してくれるのは別の知人なのですが、この人も七福神のひとりみたいな感じの人です。大道芸ができて、風船をふくらませていろんな形を作ったり、口から火を噴いたりもできます。海に潜ってアワビやさざえを取ってきたり、農業もプロなみに詳しいし、車の中には陸海全般対応のいろんな道具をぎっしり積み込んでいます。心優しいなんでもやさんのような人です。
この場所の賃貸管理をしてくれるのは別の宅建士の男性で、心優しい雰囲気をいつも発信しています。その発信に自然に人が集まってくるような感じで、穏やかに町おこしの中心になっているのが、やはりふつうの人ではない感じです。
こういう神様めいたような友人たちの中で、自分の工房があれよあれよとできていきます。
ありがたや、ありがたや。!(^^)!