あれこれいろいろ

このロゼッタ模様に込められたたくさんの深~い意味

先日作成した小型ルネサンスギター↓のサウンドホールに付けたこの細かなロゼッタ模様。

これはリュートでよく使われるタイプの模様なのですが、これには数理学、数秘学、神学、音楽、哲学、その他大勢〇〇学的な深い意味が込められているのだそうで、先日見つけたこの幾何学パターンの説明を引用しますと、こんなです。

「当時のロゼッタは四角形と六角形の組み合わせが一般的であり、六と言う数字は神が世界を創り出すのに必要とした日数であり、完全な調和を意味しています。それは完全数と呼ばれ、それ自身の約数である1.2.3の和に等しく、オクターブや完全四度、完全五度などの音の秩序、調和でもありました。六角形は自然界においても雪の結晶などに見られるように万物・宇宙の調和であり、それは正三角形六個の合体でもあり、三角形は三位一体と統一をあらわす象徴として不可欠な霊的原則でした。そして、四は中世の錬金術において重要な数です。金属はすべて四元素(土、水、空気、火)で構成され、それに乾、冷、湿、熱という四性が作用する状態で物質は構成され、すべて四つの組み合わせで成立するといったの万物の根であったのです。完全なポリフォニーは、宇宙の調和であり、楽器は完全でなければいけなかったのです。その顔にあたるロゼッタはそのような世界観をあらわすもので、製作家は完全な美を求めたのでした。初期キリスト教芸術では連続性の概念というものが重要であり、四と六の基本からできるパターンの線は一本からなり、すべての部分がうまく交差する組み紐とすることが必要だったのです。」

「ふーん」&「へえー」と思われたことでしょう。

そんなものとは露知らずに私はこの模様をちまちま作っておりました。

以前、夢の老人から1212という数字を見せられて、困ったときこれを言えば守ってやるみたいなことを言われる不思議な夢を見たと書いたことがありますが、1212もふたつの三角形の交差みたいな図形に見立てられるかな?とか、これも足すと6だなとか、1212の謎に迫る連想も思い浮かんだりいたしました。

なにはともあれ、何やら深い意味がてんこもりらしいと思えば、ロゼッタをちまちま作るのもやりがいが三割増し、いや六割増しくらいになりそうです。