私が今やりたいと思っていることは、ふたつありまして、それは
・日本だけで百万人とも言われるウクレレ人口を古楽の世界に案内したい
・様々なジャンルの現代音楽の世界にルネサンスギターを紹介したい
ということなんです。こうして古楽と現代音楽との間を行き来する双方向の流れを作りたいんです。
つまり、現代音楽の世界から古楽の世界に流れ込む人の流れと、古楽の世界から現代音楽の世界に流れ込む古楽器の流れができないかなと思っております。
ルネサンスギターは、複弦ウクレレと言ってもよいものなので、ウクレレファンが気軽に古楽に入るきっかけになりますし、またウクレレを弾く人は様々な音楽ジャンルの演奏者でもあることが多いので、古楽器が現代音楽の楽器として自由に展開し始めるきっかけにもなります。こうして、古楽と現代音楽とを繋ぐ連結器としてルネサンスギターが作用する可能性があるように思うのです。
というわけで、ルネサンスギターが文字通り音楽世界のルネサンス(再生、再興、復興)みたいになると楽しいなあ、なんてちょっとわくわくしてしまう一十舎あるじなのです。
