ウクレレはある日突然、星が降るように私の手の中にやってきました。
小5くらいのハワイの子供をわが家にホームステイさせることになったのですが、その子が家に到着するなり、大きなカバンの底から取り出したのは一本のウクレレでした。
ハワイからお土産にわざわざウクレレを持ってきてくれたのです。荷物が多い中、ウクレレをもってくるなんて、たいへんだったでしょう。
これが私とウクレレとの出会いです。
持ってきてくれた子の名前はKevan君。ユダヤ系の白人の子でしたが、ニコニコしながらいつも相手に合わせようとしてる感じはむしろ意外と日本人的。
ポルトガルからハワイに到来したウクレレは、その後約130年をかけてハワイから私のもとに到来したわけです。
しあわせな贈り物でした。
ところで、ウクレレのハワイ語の語源には諸説あるのですが、
uku=蚤 、lele=跳ねるで、「跳ねる蚤」 という説が一般的なようです。
その中でも解釈が分かれて、素早い指の動きが跳ねる蚤に似ていた説、歌い踊る姿が跳ねる蚤に似ていた説、跳ねる蚤というニックネームのウクレレ奏者がいた説などがあるようです。
そしてもうひとつの説が、
uku=贈り物、lele=やって来るで、「到来した贈り物」説。
これはハワイ王朝最後の女王となったリリウオカラニによる解釈だそうです。
到来した贈り物 !(^^)!🎁
私のところに来たウクレレはまさにぴったりそれでした。
ポルトガルからハワイに到来した贈り物のウクレレがその後しあわせな広がりとなったように、ハワイから私のところに到来した贈り物のウクレレもしあわせな広がりになるといいなあと思っています。(^^)/