作レレ

白いブリッジ ブリッジをメープルで作って見ました

昨日、メープルを使ってブリッジを作って見ました。

まっ白なブリッジです。こんなの見たことないですね。

ブリッジというのは、大抵は、黒檀か、ローズウッドか、マホガニーかでできていて、見た目は黒かこげ茶です。どうして白いブリッジはないのでしょうね。

ブリッジは、弦の振動をサドルを介して表板(トップ)に伝達する部分ですから、弦の振動を吸収して消してしまうような素材はいけないわけです。サドルの振動を変質させてしまうような素材も困ります。できるだけ正確に振動を伝える材料が必要です。

黒檀やローズウッドは非常に硬い緻密な素材ですから、サドルの振動を変質させずにそのまま伝えるのに適しているのでしょう。

マホガニーは、マホガニーのトップと同じ素材ですから、トップの一部のように考えれば、これも悪影響がない素材と言えるのでしょう。

今回メープルで試作してみたのは、メープルは硬い緻密な素材で、ローズウッドや黒檀に近いとものがある考えたからです。加工してみると、硬くて扱いにくいです。

ところでギターの指板の話ですが、こちらも素材的には黒檀とローズウッドが多い中、メープルを使うメーカーが存在します。ギブソンは、ベイクドメープルという加熱処理したメープルを使うものがありますね。やはり、メープルの硬さは、黒檀やローズウッドと質的に近いものがあるのではないでしょうか。

とまあ、こんなわけで、メープルもブリッジに使えるんじゃないかと思って、白いブリッジを作ってみました。デザイン的には好みがあるでしょうね。「ブリッジは黒かこげ茶でしょ! 昔からそう決まってるでしょ!」という考えもあろうかとは思いますが、私は、「これ、ちょっと変!」 的なものが結構好きなんですね。

マホガニーのフェイスに白いブリッジを付けたら、ガングロに白いリップみたいで、ちょっと前の女子高生風で、癖になりそうな面白さがあるかもしれません。 ^^) _旦~~