作レレ

指板の溝彫り

指板にフレット用の溝を彫りました。
卓上に乗る小さな丸鋸盤を使って彫ります。

昔は手鋸で手彫りしていたのですが、やはり手彫りは大変です。
ウクレレのように全体のスケールが短いものは、少しのズレでも、音程に与える影響が大きいです。
スケールが大きい楽器の場合は、0.1mmくらいの誤差は許容範囲かもしれませんが、スケールが小さい楽器では許容範囲がほとんどありません。

しかし、18本も手で彫っていると、どこかで失敗が生まれるんですね。
特に作業の後半になると疲れてきて、失敗の確立が高くなります。
15本くらい上手に彫ったところで、16本目で失敗すると、ショックも大きいです。

というわけで、ある段階から機械彫りに切り替えました。
卓上の丸鋸盤を購入して、溝彫りをできるように工夫しました。
以来、溝彫りにストレスがなくなりました。
ストレスがないのはいいですね。
作業スピードは数十倍。
作業精度は完璧。

写真のように、きれいな指板ができます。

機械文明の恩恵は大きいです。(^^♪