昨晩遅く、ウスレレ試作機第五号が完成しました。冒頭の写真のものです。
こうして並べてもちがいはあまりわからないでしょうが、左二つと右二つはボディの形状が異なります。左二つは下部のふくらみが大きいパターン、右二つは下部のふくらみを抑え気味にしているパターン。
そして、それぞれのパターンごとに、ボディの厚みが35ミリのものと、40ミリのものを作ってみました。
音がちがいますね。☺
ボディのふくらみの形状を変えると、音のハーモニーの度合いが変わるように思います。低い音をより響かせるのか、高い音をより響かせるのか、そういう方向に影響がかなりあるようです。
ボディの厚みを変えると、音のふくらみや共鳴の度合いが明らかに変わります。音がふくらめばいいかというとそういうわけでもなくて、ふくらみすぎると音のクリアさが減衰していくようです。クリアさを十分に残しながら膨らませたいわけですが、その微妙な匙加減がボディの厚みとかなり関係があるようです。
写真の四台のほかに、厚み30ミリの極薄の試作機も存在しますが、それはさすがに薄すぎるようです。それでも思った以上にいい音がなるのですが、一十舎のウスレレのスタンダードにするものではないと思います。厚み35ミリと40ミリはどちらも魅力があります。
当舎のウスレレの方向性はかなり見えました。今回作ったウスレレの音が熟してくるのを待って、しばらくの間、聞き比べてみるつもりです。(^^♪