作レレ

ブリッジをトップに貼り付け作業

星の降る静かな夜でした。

私はブリッジをトップに貼り付ける作業をしていました。ブリッジをしっかりクランプで固定して、曲がりがないか、ボンドのはみだしがないかなどを確認して、ほっと一息。あとは、コーヒーを飲みながらボンドが乾くのを待つのみです。

と、どこからかヤモリが登ってきて…

ということが起こると楽しいんですが、これはやもりの形に切り出した貝です。0.1mmくらいの極薄の白蝶貝(しろちょうがい)を切り出して、膠(にかわ)で貼り付けました。

埋め込みではありません。膠で貼り付けて、上からシェラックを何回か塗ってコーティングして保護したものです。技法的にはインレイではなく螺鈿(らでん)の技法の応用です。本来の螺鈿は漆を全体に塗って乾いてから貝の上の漆だけはぎ取ります。

最近は貝を貼るということはしていなかったのですが、この部分の塗装の色ムラがどうしても気になり、ヤモリ君に登場いただきました。ヤモリ君の体でむらをカモフラージュしてもらうことにしたわけです。爬虫類は周囲の環境に一体化してしまうのが得意ですからね。カモフラージュのプロの登場というわけです。

(^^)/