私が作ったウクレレについて言えば、
普通の厚みのウクレレよりも、明らかにウスレレの方がいい音がします。
音のレスポンスがいい。
音にキレがある。
高音の伸びがいい。
音にきらめきがある。
音が輪郭かはっきりしている。
和音が音と音が戯れあっているように聞こえてゾクゾクする。
音量も十分に出ている。
こんな感じです。(^^♪
これに対して、私が過去に作った普通の厚みのウクレレを弾くと
音がこもっているように感じる。
音に張りがない。
和音がもやっと聞こえる。
普通の厚みのウクレレも悪いわけではないのですが、ウスレレの音と弾き比べると負の印象の方を感じてしまうんです。
ギターの縮尺を小さくしていって、縦横の大きさをウクレレサイズにまで縮めていくと、厚みは、現行の普通のウクレレより1センチくらいは薄めになるんじゃないかと思っています。つまり、厚みの部分だけは、均等縮尺でなく、ちょっと厚めにしてあるんじゃないかと思うんです。それはおそらく、縦横を小さくした分を、厚みを厚めにすることで容積を補おうとする意識が働いたのもしれません。
でも、表板の大きさとの適正比率という観点からは、現行のウクレレよりもっと薄いものの方が適正だったりするかも? なんてことも思います。
このあたりの理屈の真偽はまだわかりませんが、なにはともあれ、私のデザインしたものに関しては、ウスレレの方が明白に音がいいので、そちら方向に特化してきているわけです。(#^^#)、