楽器演奏時の脳について、アニタ・コリンズの発表の概要(TED・下の動画)。
スキャナー等で脳の様子をリアルタイムで監視すると、音楽を聴くと脳の全領域に小さな花火が上がったように脳の全領域が明るくなり、楽器を演奏しはじめると脳の中いっぱいの花火は大祝祭のような様相に変化する。楽器演奏は脳の全身運動だ。
楽器演奏では、脳の全領域が作業に取り組み、特に聴覚、視覚、運動領域がよく働き、右脳左脳両方でコントロールされる緻密な運動能力が求められる。左脳の言語的数学的正確さと右脳の創作的活動を結びつけ、両脳を橋渡しする脳梁の結びつきが強化され、より早い多様なルートによる情報伝達が促進される。
音楽家の多くは、計画立案、細部に注意を払うこと、認知と感情の両方を分析することなど、多くの能力が促進される。また記憶の形成貯蔵検索など優れた検索エンジンのような高度な記憶機能が促進さる。
このように様々な領域の強化は、スポーツや絵画など他の分野には見られない、楽器を学ぶことの特徴である。
楽器演奏をしたくなりますね。✨
「ウクレレ弾いてみませんか」、と問いかけると、「いやあ、もう年だから…」とおっしゃる方は結構多いのですが、この発表からすると、「年だからこそやろう」という結論になりそうです。