あれこれいろいろ

生成AIアニメ(動画)と音楽

生成AIの活用によって、個人が簡単にアニメを製作し、優れた作品が続々と発表される日が遠くなさそうです。現在は、アニメ製作に生成AIを補助的に使っても、プロが最終的にチェックして調整することが不可欠という形のようですが、早晩プロの最終調整も不要な段階に到達するにちがいありません。プロの存在意義が大きくゆらいでくることになりそうです。上の動画のコメント欄には、アニメ愛から生成AIアニメに否定的な意見を述べ方が多いようですが、AIの進化の波はそれらを呑み込んでしまいそうです。レコードがCDになりフィルムカメラがデジカメになるというデジタル化のときも当初は否定的見解は多かったですが、技術進化の波は否定的見解をじわじわ呑み込んでいきました。デジタル化の波が普通の大波だったとすれば、生成AI化の波は史上類を見ないほどの大津波のようにも思われます。

これは音楽の世界でも同じこと。生成AIによって音楽の位置づけ大きく変っていく中、音楽に関わる職種の存在形態はどのように変化していくのでしょうか。

生成AIでアニメを作る人なら、そこに使われる背景音楽や主題歌なども、当然音楽生成AIで作って、そこから流行する曲なども出てくるでしょう。一般のYouTuberなども生成AIで背景音楽を作るのが普通になるでしょう。様々な企業も宣伝音楽など生成AIで独自に製作するケースが多くなるかもしれません。製作にコストが全くかからないうえに、著作権などの問題もなく、経済的にも法的にも負担がないことは非常に有利です。

いや、そんな表面的なことより、人の音楽に対するスタンス自体が大きな質的変化を遂げていきそうな気もしていて、人類の音楽史を追いかけ散らしている私としては、目が離せない気分なのです。

 

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