たくさんのウクレレを手にしておりますと、音の良さや弾きやすさとは別の感覚として、「しっくり感」とでもいうようなのがあるなあと思います。
その正体は何なのか…。
重さのバランス?
手触りのよさ?
運命的ななにか?
丸みの心地よさ?
厚みや細さの感じ?
色や光沢の雰囲気?
それらのいろんな感覚をひとまとめにして、「しっくり感」という言葉になるのかもしれません。
このしっくり感というのは結構大事な感覚だと思います。
どれだけよい楽器でも、しっくり感がなければ、そのウクレレはその人の手元で長く大事にされることはないでしょう。逆にしっりくるものがあれば、いろんな欠点があっても、きっと長くその人の友となることができるでしょう。
「うーん、しっくり ^^」
これは結構パーソナルな感覚なので、万人にしっくりくるウクレレはないのだと思います。作り手は、だれかの手元でウクレレがしっくりくることを思いながら作るのですが、最後は「出会い」に委ねるしかありません。
一十舎のウクレレがだれかにしっくりきますようにと。(*^-^*)