写真は仕入れたばかりのパロサントの原木です。皮とそのすぐ下のシラタと中心の緑色の部分が全部見えます。このまま飾っておいても味があります。
ウクレレに使うのは、もちろんこの緑の部分です。製材後は茶色なのですが、紫外線を浴びることで色が変化し、薄い緑色になることもあれば、濃い緑色になることもあります。
白いシラタのところは、ひびがあったりするので基本的にはあまり表板に使いませんが、少しだけ入れてブックマッチにするとアクセントのあるデザインにすることもできます。
パロサントウクレレは、一十舎のメイン商品のひとつになってきました。最初は色合いに惹かれて何の知識もないまま購入し、試しに一本作ってみたのですが、そこから出てきた音があまりにも美しかったので、そのまま作り続けています。世の中にパロサントを使っているウクレレもギターも見たことがないので、一十舎でしか手に入らない特色あるウクレレになりました。
パロサントを表板にしたウクレレが一本、もうすぐ出来上がります。(^^)/