さてこちらのスナネコウクレレことブラック＆ホワイトエボニーウクレレですが、バックに今後亀裂に発展するおそれがあり？ という筋を発見して、しばらく様子を見ることにしました。ウクレレ完成時にこの筋はなかったような気がするのですが、今後変化してくるかどうか微妙です。木を見慣れてないと、言われてもなかなかわからないでしょうが、木目とも、杢とも、木の模様とも、塗装の筋とも異なり、怪しい匂いかします。
というわけで、手元で様子を観察しようと思います。いつかこの部位に変化があるかもしれませんが、私の手元にあれば何か手当てはできるでしょう。バックの全面張り替えなどということも、最後の手段としてはありえます。
こんなわけで自分へのクリスマスプレゼントと言うことにして、私の手元に置いておきます。作ったウクレレはみんな人の手に渡って自分用のウクレレがなかったので、自分用のウクレレがほしいと思っていました。
注目していただいた方には申し訳ありません。ブラック＆ホワイトエボニーのウクレレ作りに今後挑戦したいとは思いますが、エボニー系はもともと割れやすいところがあり、そこにスポルテッドも入るブラック＆ホワイトエボニーはさらに難しいですね。補強をよく考える必要があります。そういう意味では今回もよい経験でした。
一十舎では一本一本みんなちがう新たな試みをするのでいつも冒険です。それを失敗ととらえれば失敗ですが、経験値としてはとても貴重で、成功した一本よりも確実に次に大きなプレゼントを運んできてくれます。それも含めてクリスマスプレゼントです。
