昨日はお二人の方からお問い合わせをいただきました。
おひとりの方は、「外出自粛の毎日、あてどなくウクレレのサイトを散策しておりましたら、この素敵な薄緑色のウクレレに辿り着き、見た目と同様にYouTubeの試奏動画の音色にも癒されました」と書いていただき、もうおひと方は、「ギターは40年来の友達ですが、サムシングをやりたくなりウクレレを探していましたら辿り着きました。非常事態終息までに少しでも弾けるようになれば。色々なウクレレがあるようですが、単板で素材の良さ、作り手の愛情を感じ…」と書いていただきました。
お二方とも共通に書いて下さったのが、一十舎のウクレレに「辿り着いた」という言葉です。「辿り着く」って、考えてみるとすごいことです。山道を延々と歩いて、あるときふいに展望が開かれた場所に出たような、一種の解放感と到着感をもっていただけたわけで、そのようなオアシス的な場として一十舎のウクレレを感じていただけたのなら、とてもありがたいことです。
それからお二方が共通して書いて下さったのが、辿り着くきっかけとして、どうやらコロナの外出自粛があるということです。コロナが新たな行動と出会いのきっかけになっているわけで、世界で同じようなことが積み重なっているとすれば、これもまたすごいことだなあと思いました。コロナ終息後は、世界は新たな局面を迎えるだろうという話を聞きますが、確かにパラダイムシフトの局面なのかもしれません。中世ヨーロッパでペストが大流行したあと、ヨーロッパの社会構造ががらりと変わり、ルネサンスという文化が開けたのは有名な話です。コロナをきっかけに、世界は一気に展望が開ける場所に「辿り着く」という、そんな可能性もあるのかもしれません。
その世界が辿り着くところには、一十舎のウクレレもあって、オアシスのようなくつろぎの音色を響かせている…そんなことをつらつらとイメージさせていただいた、お二方からのメールでした。ありがとうございました。(*^_^*)