新作は桑で作ったクワレレです。いつものように古楽器スタイルです。
桑の板は黄色というか金色というか薄茶色というか、光の強度や角度によっていろいろに見えます。
この二枚の写真はずいぶんちがう色に見えますね。どちらが本当の色かというと、どちらも本当なのです。光の反射具合でどちらにも見えます。
大きな音でよく鳴ります。音質は穏やかです。サスティーンも長いと思います。音の動画は明日にでもアップしたいと思います。桑はウクレレ素材として素質十分ですね。薩摩琵琶や木魚に使われているとおりで、特に木魚の最高級素材です。
壁によりかかっているクワレレを眺めていると、なんとも言えない気品があります。「やんごとない」という言葉を思い出しました。やんごとないって不思議な言葉ですね。意味は、〇家柄や身分がひじょうに高い。高貴である。〇そのまま捨てておけない。なおざりにできない。のっぴきならない。〇なみなみでない。特別である。〇貴重である、だそうです。漢字では、止ん事ないと書くようです。
ふむふむ、なるほど、確かにそんな感じが漂う桑ウクレレです。ソプラノサイズです。やんごとないです。