こちらの写真は黒檀の板です。指板の材料にしようと思って購入しました。
一般的に黒檀として想像されるような真っ黒な材も悪くないですが、私は皮の近くの白いところが残っているシラタ付きの材を探していました。この白いところを入れた指板を作りたいと思っています。
自然の造形の美しさにはいつも驚かされます。規則性の模様も悪くないですが、私はそれ以上に不規則性の美しさに強く惹かれます。一回限りで生まれてる不規則模様をそのまま残したウクレレを作りたいとよく思うんです。この黒檀の板は、そんなウクレレの材料として購入しました。
シラタのところは、ものづくりの過程ではそぎ落とされてしまうことが多い部分ですが、きちんと乾燥していれば強度が大きく落ちるわけではありません。まさに成長している細胞部分なので栄養に富んでいる部位です。木を食べる虫が好んで食べる部位ですが、それは生木の話であって、乾燥して製品にして塗装した状態で虫が食うということはまずないでしょう。
シラタがシュッと入った思い切ったデザインの指板が、この板から数枚取れると思います。(^^)/。