ギターやウクレレの響板の板厚が音に与える影響のことなんですが
薄ければ薄いほど良く鳴るという発想と、安定した音を出すには厚みを確保する必用があるという発想のふたつがあると思うのですが、厚い薄いのメリットデメリットをざっとまとめてみます。
【厚い板厚の場合】
メリット
・高耐久性 強い耐久性があるので、ブリッジ付近の膨らみや沈み込みが起きにくい
・芯のある音 振動しにくい分、余分な倍音が抑制され、クリアな芯のある音になる
・音の立ち上がりが速い 剛構造となるため音の伝達が速く、アタック感が強くなる
・強い音量でも音が割れない 強いストロークでも板が暴れず、まとまりのある音が出る
デメリット
・音量が小さい 振動にエネルギーがいるので、鳴りが悪く、遠達性もよくない
・音の減衰が早い エネルギーの消費が早く、サスティンが短い
・倍音が少ない 振動しにくい結果倍音成分が減り、音の華やかさや温かみが欠ける
【薄い板厚の場合】
メリット
・音量が大きい 少しのエネルギーで振動するため、鳴りが良く、大音量が出る
・繊細な反応 少しの力でも振動するので、繊細に反応する
・倍音が豊か 倍音が抑制されず、深みや温かみのある音が出やすい
デメリット
・耐久性が低い ブリッジ周りが歪んだり、割れが起きたりする危険が高い
・強いストロークに向かない 強く弾くと過振動になり、音が飽和して芯がない音になる
・倍音が強すぎ 倍音が複雑で、耳障りな音になる
以上が大体の傾向性で、薄ければ薄いほど良いわけでも、厚ければ厚いほどよいわけでもないことがわかります。結局は目指す音と奏法とのバランスしだいです。
