作レレ

弦高調整の仕方つづき

昨日の続きです(^^)/。昨日の記事はこちら。

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サドルの下側を、ひたすらゴシゴシとやって、書いた線のところまで削るわけですが、これがまあ、曲がるんです。(‘Д’)

サドルの長さ方向にぶれて丸まってくる、サドルの幅方向にぶれて丸まってくる、サドルの左右どちらかが多く削れて傾いてくる…ということが同時並行に起こりまして、サドルの下面が斜めに傾いた船の底みたいな感じになってきます。手の力の入り方は左右均等ではない上に、前後に動かすときにぶれも出るんですね。

で、対策なんですが、対策1は、冒頭の写真のように、定規を紙やすりの上においてガイドにし、それに沿わせて動かすことで、ぶれをなるべく少なくすることです。

対策2は、定期的にサドルを前後反対向きに持ち替えて、ブレの方向性を平均化することです。

対策3は、サドル左右に書いた線を頻繁に見て、左右の削り幅が同じになっているかを随時確認して、力の入れ加減を常に調整することです。

対策4は、下の写真のようにの、サドルの下側を鉛筆で塗りつぶしてから2回くらい削ってみて、どこが強く削れているのかを確認し、自分の削りの癖を把握することです。

この二枚の写真を見比べると、私の場合は、サドルの片側だけが多く削れていることがはっきりわかりますね。まっすぐ立てて慎重に削っているつもりなのにこうなるんですね。自分の削り癖を把握しておかないと、サドルはどんどん傾いてしまいます。

対策5は、削ったサドルを机の上に立てて置いてみて、ぐらつきがないか、傾きがないか、机の表面に吸い付くように立つかどうかなどを、こまめにチェックすることです。

とまあ、こんな感じで対策をしつつ、サドルの下がまっすぐな平面になるように、ひたすらゴシゴシとやるわけです。ゴシゴシというより、もっと慎重に丁寧にやるので、ずずーっという感じかもしれません。

さて、弦高3.2ミリを3ミリにできたら弦を張って弾いてみます。そして、まだ自分には高すぎるなと思ったら、同じ作業をまた繰り返して、自分の適切な弦高を探してください。

ではみなさん、今日も素敵な一日を。

チャオ( ^ー^)ノ