現代では、ドローンの概念は、楽器が奏でる音の範囲を超えて、電子音、ノイズ、宇宙音、自動生成音、特定周波数音、微分音など、様々な方向に広がっています。
たとえばこちらは伝統楽器シタールの演奏の背景に電子音をドローンとして使用した例。☟
宇宙的なイメージの音がドローンになり得る例☟
様々なイメージのドローンを自動生成する例☟
以前にAsmrという物に触れる音や生活音などへの注目について書きましたが、これを音楽の背景に継続音として入れると、これも一種のドローンと考える可能性があるでしょう。☟
ソルフェジオ周波数などの特定周波数、アラブ音楽やインド音楽などで使用される微分音(半音より更に細かく分けられた音階)、様々なノイズなどもドローンとして使用する可能性があり、このようなドローンと民族的な楽器や古楽器などとの組み合わせも相性がよく、音楽の空間がどんどん拡大しつつあるようです。
参考 https://www.ableton.com/ja/blog/drone-lab-creating-sustained-sounds-in-live-11/