冒頭の写真の三色の木は、まるで色を染めたかのようですが、いずれも材木が持つ自然な発色です。
黄色いのが漆の木。紫がパープルハート。緑がパロサント。
木の色彩や質感を見ていると、時々宝石を見ているような気分になります。とてもきれいなんです。
この三色、実は発色の仕組みが違うようです。
漆の木の黄色は、木を切った時の色で、そういう色素の色ですね。
パープルハートの紫は、木を切った時は白っぽいのが、空気に触れることによって酸化して紫に発色するという仕組みのようです。
パロサントの緑色は、これも木を切った時は白っぽいのが、太陽光に触れることによって紫外線に反応して緑色に発色するという仕組みのようです。
おもしろいですね。
これらの色の違いをウクレレに取り入れて、埋め込み(インレイ)に使っていくつもりです。宝石を埋め込むような楽しさがあります。木に木を埋め込むのはしっくりきます。(^^)/
さて、昨日書いたように、製材したパロサントを外に出して、色の変化を見てみました。昨日は一日くもりで、曇り空の光の中に置きました。その結果、こういう変化になりました。
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写真の中の右側の板を見ていただくと、緑色の変化がわかりますね。半日ほどでこのようになりました。
ちなみに、これをくるりと裏返すとこうなります。
外に置いておいても、陰になってた方は白いままで変化は少ないです。これでもある程度の発色はしています。木を切った直後は、もっと白いんです。
おもしろいですね。( ^^) _旦~~
では、今日も良き日を(#^^#)