ウクレレの魅力

ブレイシング  (ブレイス 力木 響棒)

トップ(表板、響板)の裏に貼り付けられている数本の棒を、ブレイス、力木、響棒などと言いますが、このブレイスの役割をざっくり言うと、

第一に、板を裏から補強して弦の張力に耐えられるようにすること。

第二に、板全体の剛性を上げて材中の振動伝達速度を上げることにより、レスポンス(反応)を良くし、立ち上がりのよいクリアな音色が得ること。

第三に、ブレイスは、ある時は振動の進行の壁になり、ある時は振動の向きを変える分岐になり、ある時は振動を速やかに伝える高速道路になり、ある時はブレイスの幅や高さや形状の変化によって伝播速度を調整する装置になるので、これらの機能の組み合わせによって振動の伝わり方をデザインすること。

振動の伝わり方をデザインする中味をさらに分析すると、板面全体の振動モードを選択することと、板面の固有振動数の配置を調整して音域全体に渡ってバランスよく反応する板に仕上げることのふたつがあるのではないかと考えています。

つづく

 

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