ウクレレを弾くときの左手の親指の位置がよくわからないという方は少なくないようです。
親指はネックの上にはみ出してはならず、ネック裏に沿わせるのが正しい奏法だと教える先生は、クラシックギターの正統的な奏法に基礎があるようです。
他方、ウクレレの細いネックでは、親指が上にはみ出る方が自然だという先生もいらっしゃいます。
私も長らくモヤモヤしていたのですが、世界にはウクレレの兄弟や親戚筋にあたるネックの細い4弦又は4コース~5コースの小型楽器が色々あるので、そちらの様子をのぞいて見ることにしました。こんな様子でした。↓。
バンドーラ↓
クワトロ↓
ポルトガルのカヴァキーニョ(カヴァコ)↓
メキシコのハラナハロチャ↓
マンドリン↓
セーハのときには親指は当然ネック裏に来ますが、それ以外のときは親指はネックの上にはみ出るのは普通のようです。
自分がついている先生の指導に従うのがベストですが、親指が上に出る自分の弾き方は間違ってるんじゃないか、と悩まなくてもよさそうです。