16世紀頃のスペインで、ルネサンスギターは吟遊詩人やジャグラーも使っていたようなのですが、ルネサンスギターに合わせて歌ったり、ジャグリングのリズムを取ったり、ギターと漫談を組み合わせたりと、いろいろな使い方が考えられます。当時の様子を知る具体的な資料は見当たらないので現代のギター大道芸を見てみると、いろいろ面白いのがありました。皆たいへん芸達者です。↓
そういえば、ギター漫談は昭和日本にもたくさんありましたね。日本の萬歳の起源は平安時代にあり、鼓と三味線で祝いを述べて報酬を得て歩く門付芸でした。農閑期の報酬源になったそうです。歌と舞が中心で、しゃべりはそのつなぎという位置づけだったのが、昭和半ばになってから、しゃべりが前面に出てくる芸能に進化しました。↓