あれこれいろいろ

カテリーナ古楽合奏団の中世ルネサンス音楽会を聴いて その2

昨日の楽器の多様性に続いて、私が感じた次の点は音楽の庶民性ついて。

庶民の音楽を大切にする姿勢に共感しました。ブリューゲルの絵画を映し出しながら、音楽がどのように人々とともにあったのか、その豊かさと楽しさを肌で感じられるように工夫がされていました。

音楽や楽器の歴史は、時代とともに洗練され発展した歴史として直線的に語られることが多いですが、古いものが洗練されていなかった考えてしまうと、たくさんの素晴らしいものを見逃がしてしまいます。最も素朴な楽器による最も素朴な庶民の人達の音楽であっても、ある時代のある場所の生活にぴったりのものとして1つの洗練を遂げていたと考える方が、ずっと楽しいと思います。その響きはそこにしかなく、他では決して出せないのですから。あらゆる時代とあらゆる場所の音楽と楽器が、その個性のまま等しい価値を持って立ち現れてくる、そんな音楽会だったと思います。

つづく\(^o^)/

 

 

 

 

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