あれこれいろいろ

海賊の掟より

最後の大海賊とも言われるバーソロミュー・ロバーツ(1682~1722)が定めた「海賊の掟」に、次のような一条があるそうです。

楽士には安息日に休みを与え、他の6日は特別な許可を必要とする。

このような一条があるということは、当時の航海では音楽家の役割は多かったのでしょう。娯楽、労働歌、戦闘音楽、儀式等、どのように使われたのか興味がわきます。

現代の旅行では音楽を持ち歩くのがあたりまえですが、その気持ちは帆船の時代も同じだったのかもしれません。むしろ、不安な長旅だった昔の方が、今より切実に音楽が求められたかもしれません。

ルネサンスギターからウクレレに至る小型ギターには、船のイメージが似合う気がしています。大航海時代以降、海上交通が人流物流の主役になる中、楽器にも相応の痕跡を残した可能性があり、小型ギターにそれが見られるのではないかと思って注目しています。

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