ルネサンスギター

ルネサンスギターの響き方 現代ギターとどう違うのかの私的考察

普通のウクレレより音の立ち上がりの良いウスレレをお勧めしてきましたが、ルネサンスギターはウスレレよりもっと軽やかに鳴る感じがします。

なんというか、シャラーン~と、音が散乱するように鳴るんです。

それは光が散乱するような感じです。

音の粒がたくさん散らばってきらきらする感じです。

普通のギターは、各弦の音をギターの内側で共鳴させてまとまりのあるものに仕上げてから取り出すようなイメージで、ルネサンスギターは、各弦の音を粒立ったまま取り出して、シャラーンと周囲にばらまいて反射させるようなイメージに私には感じられます。

チェンバロとピアノの音の違いも、これと似たような印象です。

やはりルネサンスギターはとても古楽器的だなあと思います。

そして音をあたりに振りまく美しさを強めるには、やはり単弦より複弦が適していて、4コースがオクターブで張ってあるのもピッタリのように思います。

現代楽器にはあまりない響きですが、その響き方はネット配信にかなり向いているように思います。

そんな音の実例としてもう一度これを載せましょう。特に今は、平和の音としてこれを何度載せてもよいでしょう。

「ウクライナ国歌とキエフの大門」 太田耕平氏 一十舎ルネサンスギターによる

“Ще не вмерла України – Державний Гімн України”

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