ルネサンスギター

屋久島からの音と映像のお便り第二弾

屋久島の日向野さん(ひがのさん)から、小型ルネサンスギターによる音と映像のお便り第二弾をいただきました。今回もまた屋久島の風と光がふんだんに感じられるさわやかな動画です。

今回は、高価で入手に時間がかかり傷みが早いガット弦ではなく、安価ですぐに入手でき耐久性抜群の釣り糸のフロロカーボンを試してみて、十分な音響を得られることを確認できたことも大きな成果でした。これでルネサンスギターの使いやすさがぐんと大きく広がります。

では、日向野さんの動画をお楽しみください。

この動画のYouTubeでの解説にはこのように書きましたのであわせてお読みいただけれはさいわいです。

福岡県宗像市のルネサンスギター&ウクレレ工房一十舎です。一十舎のルネサンスギターは古楽器奏者岩田耕作さんとの共同開発です。 ルネサンスギターは、15世紀から17世紀ころに、ヨーロッパでリュートとともに広く弾かれた本格的な古楽器です。調弦がウクレレと同じで、複弦ウクレレのようなものなので、ウクレレが弾ける人はすぐに弾けます。ウクレレとギターを長年楽しんてきた屋久島の日向野さんは、ルネサンスギターを手にしたその日から、曲想のわくままにどんどん自由に楽しみはじめ、その中でのこ動画を作製して一十舎に送ってくださいました。 ガット弦が傷みやすく高価なことから釣り糸のフロロカーボン弦でよいゲージの組み合わせを探したところ、これがなかなか良い音で、十分に古楽器の味わいを出してくれました。小型ルネサンスギターのボディサイズの音響特性はフロロカーボンと相性が非常に良いようです。これでガット弦の傷み易さと入手しにくさをカバーしながら、十分によい音を得られる見込みが立ちました。 どうぞ屋久島のさわやかな風を感じながら、ルネサンスギターの自由な現代的展開をお楽しみください。